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不動産売却お役立ち情報ブログ

不動産査定について

2025.04.15

不動産査定が高すぎるのは要注意?その理由と適正価格を見極めるポイント

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こんにちは。イエステーション佐賀店 株式会社ソロンの花田 茉利(はなだ まり)です。

不動産を売却する際、最初に行うのが「査定」です。

「できるだけ高く売りたい」という気持ちは誰しも同じですが、実は“高すぎる査定額”には注意が必要です。

本記事では、査定額が相場よりも高くなることで起こりがちなトラブルと、適正な価格を見極めるためのポイントを分かりやすく解説していきます。

不動産査定とは?基礎知識をおさらい

まずは「不動産査定とは何か?」という基本から確認しましょう。

不動産査定とは?

不動産査定とは、あなたの土地や建物が「今いくらで売れそうか」を不動産会社が試算することです。

売却価格の目安を知るための重要なプロセスとなります。

査定の種類

  • 机上査定(簡易査定)
    公的データや過去の取引事例に基づき、訪問なしで出される概算。スピーディですが、訪問査定に比べると精度はやや低めです。

  • 訪問査定(詳細査定)
    担当者が現地を確認して出す査定。物件の状態や周辺環境なども加味されるため、机上査定よりも正確な価格を知ることができます。

 

査定額が高すぎると何が問題?気をつけたい落とし穴

「査定額が高いのは嬉しいこと」と思いがちですが、実際にはリスクもあります。

買い手がつかず、売れ残る可能性が高くなる

相場より明らかに高ければ、購入希望者から敬遠され、問い合わせすら来ないこともあります。

結果として売却までに時間がかかるケースが多いです。

値下げを繰り返すと「売れ残り物件」の印象に

最初に高値で出して、あとから値下げをするのはよくあるパターン。

しかし、市場に長く出ていると「売れない物件」と見なされ、買い手からの印象が悪くなります。

売却までの期間が長引くことで精神的・金銭的な負担に

不動産を持っている間も、固定資産税や管理費、ローン返済などの負担があります。

また「いつ売れるか分からない」という不安もストレスになりかねません。

「とにかく高く見せたい」だけの営業トークに要注意

中には「契約を取りたいがため」に高めの査定を提示する会社もあります。

契約後に「やっぱり売れないので値下げを」と言われるケースも少なくありません。

株式会社ソロンではお客様のご要望に合わせて最適な査定をいたします。

是非お気軽にご相談ください。

査定額が高く提示されるケースとは

なぜ、相場よりも高い査定額が提示されるのでしょうか?

その背景をいくつかご紹介します。

1. 契約を取りたいがための「戦略的な高査定」

売主の気を引くために、意図的に高めの数字を出す会社があります。

これは「売れる価格」ではなく、「契約を取るための価格」であることが多いので注意が必要です。

2. 相場やデータに基づかない根拠の薄い査定

地域相場や成約事例を十分に把握していない場合に曖昧な基準で査定を出してしまうケースです。

結果として、実態とかけ離れた価格になってしまいます。

3. 査定ツールの設定や自動計算が不正確な場合

オンライン査定ツールの中には、簡単な条件だけで算出するものもあります。

こうしたツールでは、個別の立地条件や建物の状態が反映されず、適切な価格が出せない場合があります。

4.「囲い込み」の可能性に注意

囲い込みとは、不動産会社が売主と買主の両方から仲介手数料をもらうために、物件情報を他の不動産会社に出さず、自分の会社だけで売ろうとする行為です。

たとえば、「価格が高すぎるから値下げしましょう」と言われた場合、それは買主にとっては“安く買えるチャンス”が生まれることになります。
最初の高すぎる査定価格は、囲い込みを狙っている可能性もあるのです。

適正価格を見極める3つのポイント

 

 

査定額が適正かどうかを判断するためには、次の3つのポイントを押さえておくことが重要です。

1. 周辺相場と比較する

お客様ご自身で周辺の売却事例や市場動向を調べておくと、適切な価格になっているかどうかを判断するための基準になります。

提示された査定額を近隣の物件の売出価格・成約価格と比べて、妥当な範囲かどうかをチェックしましょう。

土地の場合は国土交通省の不動産情報ライブラリ、マンションや戸建の場合は不動産流通機構が運営するREINS Market Informationなどが利用できます。

他にも不動産ポータルサイトや、不動産会社から提供される取引事例、折込チラシ、を参考にすると良いでしょう。

2. 複数の不動産会社に査定を依頼する

1社の査定額だけを鵜呑みにせず、複数社(目安は3社以上)に依頼することで、会社ごとの違いや平均価格が見えてきます。

説明内容も比較できるため、信頼できる会社を見極める材料にもなります。

3. 査定の根拠をきちんと説明してもらう

査定額算出に用いられたデータや計算方法を確認しておきましょう。

不動産会社の査定書には査定額の根拠が記載されています。

「なぜその価格になるのか」を、具体的に説明できる会社は信頼に値します。

逆に、抽象的な表現や説得力のない話しか出てこない場合は注意が必要です。

信頼できる不動産会社を選ぶには?

査定額の正確さだけでなく、売却を任せるパートナーとしての信頼性も大切です。

1. 地域密着で実績のある会社かどうか

地域に根ざした不動産会社は、その土地のニーズや相場に精通しており、現実的な価格設定が可能です。

過去の売却実績や口コミ評判などを確認しましょう。

2. 担当者の対応・説明のわかりやすさ

わかりにくい専門用語を丁寧に説明してくれるか、リスクについても正直に話してくれるかなど、担当者の姿勢を見極めることが大切です。

3. 売却後までのサポート体制

売却活動の報告や契約手続き、引渡し後のサポートなども、会社選びの重要な要素です。

安心して任せられる体制があるかを事前に確認しましょう。

まとめ:高すぎる査定額に惑わされず、適正な売却を目指そう

 

査定額が高すぎると、売れ残りや値下げの連鎖を招く

相場を無視した高値で売り出すと、買い手の目に留まらず、長期間売れ残るリスクが高まります。

その結果、途中で価格を下げざるを得なくなり、「売れ残り物件」というマイナスの印象がついてしまうことも。

こうした状況になると、本来の価値より安い価格でしか売れなくなってしまう可能性があります。

周辺相場・複数査定・根拠の確認が適正価格のカギ

「この価格が本当に妥当か?」を判断するためには、データと比較することが重要です。

周辺の類似物件と価格を比べたり、複数の不動産会社に査定を依頼して相場を把握したり、査定額に対する明確な根拠を確認したりすることで、冷静に価格を見極めることができます。

感覚ではなく、事実と説明に基づいて判断することが成功のポイントです。

信頼できる会社と担当者選びが、売却成功の第一歩

どんなに良い査定額が出ても、それを任せる相手が信頼できなければ意味がありません。

地域の相場を理解し、誠実に対応してくれる不動産会社、そして物件やあなたの状況に真摯に向き合ってくれる担当者を選ぶことが、納得のいく売却へとつながります。

対応が早い、説明が丁寧、リスクも正直に伝えてくれる――そういった姿勢が、信頼できる会社の特徴です。

不動産売却は大きな決断です。だからこそ、焦らず、正確な情報に基づいた判断を心がけましょう。

査定額や売却について「本当にこれでいいのかな?」と不安を感じたときは、いつでもイエステーション佐賀店 株式会社ソロンにご相談ください。

地域に密着した視点で、あなたの不動産の価値を正確に、誠実にお伝えいたします。

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この記事を書いた人

佐賀店 不動産売買事業部花田 茉利

新たな暮らしのスタートに関われる喜びを大切に、より頼られる存在を目指しております。

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