こんにちは。佐賀市・久留米市で不動産売却をサポートするソロンの平川です。
「マンションや戸建て住宅を売却したいのに内覧で良い印象をもってもらえない」
「内覧に向けて準備したいが、何から始めていいかわからない」
家の売却に欠かせない内覧に対して、このような悩みはありませんか?
家をスムーズに高く売るためには、内覧の場で買主に良い印象を与えることも一つの要素になります。
今回は家の売却前に行う内覧について、その重要性や準備のポイント、内覧当日の注意点や印象をアップさせるコツをお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね!
家の売却時の「内覧」とは?
「内覧」とは、家を購入する前や引っ越しの前に、購入希望者が実際に物件の状況や間取りを見学することです。
依頼する不動産会社を決めて売却活動が始まると、購入希望者から不動産会社に内覧の申し込みが入り、その都度内覧を行う流れになります。
内覧では、例えば実際の広さや日当たり、生活動線のスムーズさなど、広告の写真や情報だけでは判断しきれない部分を購入希望者が細かくチェックできます。
特に、中古物件の場合は劣化具合を把握するためにも内覧は必須です。
見学してもらうだけでなく、「夏は風の通りが良く涼しい」「近くに小児科があり便利」など、アピールポイントを伝える機会でもあります。
内覧でどのような印象を抱いたかが、その物件を選ぶかどうかに大きく影響するため、内覧の準備はとても重要です。
家の売却を叶えるための内覧準備
それでは、実際に家の売却を叶えるためには、内覧に向けてどのような準備が必要なのでしょうか。
ここからは、家を売却するうえで重要な内覧準備について、詳しく解説します。
掃除をして生活感をなくす
内覧で買主に良いイメージをもってもらうためには、物件の清潔感が重要です。
内覧を行う際には、普段生活を送るうえで部屋に現れてしまう生活感を取り除き、できるだけきれいな状態に整えておきましょう。
特に内覧で注目されやすいのが、水回りの清潔さです。
トイレやキッチン、お風呂といった水回りは、カビや水垢などが発生して汚れて見えやすいため、できるだけ内覧の直前に掃除をしておきましょう。
トイレやキッチンのカビには酸性洗剤、風呂場の鏡やキッチンのシンクに付着した水垢にはクエン酸スプレーを用いて磨くのがおすすめです。
なかなか落ちないカビには、カビ取り用洗剤を吹きかけてペーパータオルをかけておき、時間を置いて流すと効果があります。
また、つい油断してしまいがちなのがベランダやバルコニー。
雨風などですぐ汚れやすい場所でもあるので、内覧の直前にほうきや掃除機を使って溝などに溜まったゴミを取り除き、拭き掃除もしておきましょう。
掃除だけできれいにならないなら「ハウスクリーニング」も検討
掃除しても取り除けない汚れや、窓に付着したしつこいカビ汚れなどが気になる場合は、ハウスクリーニング業者に掃除を依頼するのもおすすめです。
ハウスクリーニングでは、プロの機材を用いて隅々まで清掃してもらえます。
物を減らして広く見せる
まず、少しでも広くきれいに見せるため、必要のないものは取り除き、可能な限り物が少ない状態を心がけましょう。
住みながら内覧を行う場合も、大きな窓のそばに家具を置かない、玄関の床には靴を置かないなど、できるだけ物を少なく整頓しておくことで、印象は大きく変わります。
引っ越しで処分する予定の家具・荷物があれば、先に処分しておくと良いでしょう。
収納スペースも見たい方が多いので、全てではなくても、いくつか見せることができるよう物を整理しておくと印象がアップします。
換気を行っておく
見た目だけでなく室内の「臭い」も内覧の印象に影響することがあります。
生活をしていると部屋には気づかぬうちに臭いがこもってしまうため、内覧の際にはそうした臭いを取り除かなければなりません。
臭いの問題を解決するためには、内覧前にしっかり換気をしておき、それでも気になるようなら消臭スプレーや芳香剤で対策しましょう。
住んでいると気付かないことも多いので、第三者にチェックしてもらうのもおすすめです。
買主にあわせてスケジュール調整を行う
内覧では、買主の都合にあわせてスケジュール調整を行う必要があります。
可能な限り買主の都合を優先し、買主を歓迎する姿勢を見せることが大切です。
また、見た目の良い清潔なスリッパを内覧者の人数分準備しておいたり、家のアピールポイントや聞かれそうな質問に対する答えを考えておいたりなど、細かい心遣いも好印象に繋がります。
家の内覧当日のコツと注意点
ここからは、売却につなげるための内覧当日のコツ・注意点についてご紹介します。
当日に内覧を成功させるコツ
内覧を成功させるためのコツは、次の5つです。
- 照明やカーテンで部屋の明るさを調整する
- 資料を用意して家の魅力を伝える
- 内覧者が自分のペースで部屋を見れる時間をつくる
- 内覧対応を行う人を決めておく
- 昼間の日が当たる時間を選ぶ
それぞれのポイントについて、くわしく解説します。
照明やカーテンで部屋の明るさを調整する
できるだけ明るい状態にしておくと、部屋を隅々まで見渡すことができ、広く見える効果もあるため印象が良くなります。
昼間ならカーテンは開けてきれいにまとめておき、夕方なら各部屋の照明を点けておきましょう。
昼間の時間を選ぶ
お伝えした部屋を明るく見せるという点において、日光が入る時間を選ぶこともおすすめです。
外構や近所など周辺環境を見るためにも、暗くなってからより日中の方が把握しやすいでしょう。
内覧者が自分のペースで部屋を見れる時間をつくる
内覧者に付きっきりで説明が多くなってしまうと、部屋をじっくり見ることができないため、内覧者が落ち着いて自由に見て回る時間を確保することも大事です。
説明が終わったら速やかに別部屋に移るなど、内覧者が自分のペースで部屋を見れる時間をつくりましょう。
資料を用意して家の魅力を伝える
家を購入した際に貰ったパンフレットや修繕に関する書類が残っていれば、内覧者に見せる資料として準備しておくことも効果的です。
読んだだけでは伝わりにくい部分があれば、当日に補足すると良いでしょう。
内覧対応を行う人を決めておき丁寧に対応する
当日内覧対応を行う人を事前に決めておくことで、内覧準備がスムーズに進みます。
また、質問には丁寧に答える、欠点部分も隠さず正直に伝える、住んでいないとわからないプラスアルファの情報を伝えるなど、対応の印象が良いことでも購入につながります。
内覧当日に気をつけるべき注意点
一方、内覧当日に気をつけるべきポイントもあります。
内覧当日に気をつけるべき点は、次の3つです。
- 曖昧な情報を伝えない
- その場の値引き交渉には応じない
- デメリットも含めて情報を包み隠さず伝える
曖昧な情報を伝えない
内覧者と売主の間で契約条件などに関して曖昧な情報を伝えてしまうと、実際に契約の場面になったときにトラブルにつながる恐れがあります。
物件を良く見せようと無理な口約束をすると結果的に交渉が決裂してしまうリスクもあるため、はっきりわからないことは「確認しておきます」というように、その場で答えず正確な情報を伝えるようにしましょう。
その場の値引き交渉に応じない
内覧の場で、買主から費用に関する条件交渉の提案があったとしても、すぐに交渉には答えないことが大切です。
口頭でのお金に関する交渉は後のトラブルにもつながるため、内覧の場ではなく、内覧後に落ち着いて条件の見直しを行うようにしましょう。
デメリットも含め情報を包み隠さず伝える
「なぜ物件を売却しようと思ったのか」「治安は悪いのか」などの質問を受けた際には、悪い印象を与えないような言葉を選びながら、住んでいて感じたことをありのまま話すことで、その誠実な対応が買主に好印象を持ってもらえるきっかけになります。
特に、家の欠陥(瑕疵)を隠して後から発覚すると、契約不適合責任を問われ損害賠償や契約破棄に繋がることもあるので、伝えるようにしましょう。
デメリットや欠陥部分を伝えたうえで、カバーできる対策も伝えられるとより良いですね。
家の売却で内覧の申し込みがないときはどうする?
家を売却しようにも、内覧の申し込みがない場合には売却は叶いません。
ここからは、家の売却で内覧の申し込みがない理由や対策についてもご紹介します。
価格を見直す
内覧の申し込みがない場合、売り出し価格が適正でない可能性があります。
周辺地域の競合の相場価格もチェックしながら、希望価格を見直しましょう。
売出価格の設定は相場価格の約1.1〜1.2倍程度とされていますが、社会情勢や景気によっても相場は変わるため、見極めが難しい場合は不動産会社に相談しましょう。
広告を見直す
適正価格でも売れない場合は、広告などアピール方法を見直してみましょう。
例えば、競合をチェックして周辺の物件より優れている点を探して追記したり、載せる写真を選び直したり、掲載写真を増やしたりする方法があります。
特に間取りで問題がある場合は、それをカバーする実際の写真があると印象がアップします。
不動産会社の変更も検討する
そもそも不動産会社が十分に広告活動を行えていないと、物件を買主に知ってもらえるチャンスが減り、内覧申し込みまで進みません。
広告活動が不十分だと感じる場合には、不動産会社の変更も検討しましょう。
家が売れない原因についてくわしく知りたい方は「家が売れない原因とは?対処法やNG行動を確認」もご覧ください。
内覧は家の売却につながる絶好の機会!
家の内覧は、物件の売却を左右する重要な場です。
広告の写真やアピール文だけで家の購入を決断するのは難しいので、買主は検討を強めた物件を内覧するのが一般的な流れです。
実際に目にする部屋の広さや日当たり、生活動線のスムーズさなどをチェックできることは、購入を決める大きなきっかけになります。
買主に良い印象を与えられるように、部屋の掃除や整理整頓を徹底し、見栄えの良い状態で迎えられるように工夫しましょう。
内覧で特に注目されやすい水回りは、できるだけ内覧の直前に掃除をしておくことが重要です。
汚れが落ちない場合は、ハウスクリーニング業者に掃除を依頼するのも、一つの手でしょう。
臭いも内覧の印象に影響するため、換気を行い、消臭スプレーや芳香剤などで対策をしておくと良いですね。
物をできるだけ少なくして広く見せ、日光や照明で光を取り入れて明るく見せるのも、印象アップのポイントです。
家を購入した際に貰ったパンフレットや修繕に関する書類を用意したり、あらかじめアピールポイントを考えておくことも、プラスにつながります。
家・土地の売買を考えている方は、ぜひ一度不動産会社に相談してみてください。
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