不動産会社の選び方のポイントを知って、売却を有利に進めよう！

こんにちは。佐賀市・久留米市の不動産売却をサポートするソロンの平川です。

不動産売却を依頼する不動産会社は、どのように選べばよいのかわからないという方は多いでしょう。
不動産を売却する経験は人生でもほとんどないでしょうから当然です。

でも、不動産売却は高額な取引になるため、失敗は避けたいですよね。

そこで今回は、不動産売却を有利に進めるために気をつけたい、不動産会社の選び方について徹底解説。
選び方のポイントや、大手・中小不動産会社の違い、仲介と買取の違いなどについてもご紹介します。

不動産売却を有利に進める！不動産会社の選び方のポイント

不動産売却を有利に進めるためには不動産会社選びが重要です。
選ぶ際にチェックしておきたいポイントをご紹介します。

ポイント① エリアに詳しい

売れやすいかどうかを左右するのは、ターゲットをきちんと把握していることが大切。
エリアに精通しており、購入者層をしっかり理解しているのが理想的です。

売り込みたいポイントがわかっていれば、適切な売却活動が行えます。

また、競合物件をきちんと確認しているかなど、有利に売却するための材料を揃えている会社かどうかもチェックしましょう。

ポイント② 対応が迅速・丁寧・正確である

不動産売却を検討中の方は、できるだけ「早く売りたい」と思っている方が多いでしょう。
査定や問い合わせへの対応がスピーディーかどうかは重要なポイント。
対応が遅い会社は、売却活動にも悪影響を及ぼす可能性があります。

また、査定を行った場合は、査定担当者がそのまま売却担当になるケースが多いです。
対応の丁寧さや正確さはここでチェックしておきましょう。

売却だけでなく購入者の対応も同じ担当者になる可能性が高いので、「この人から不動産を買いたいと思えるか？」といった視点も大切です。

ポイント③ 的確なアドバイスができる

ただ売るのではなく、親身になって的確なアドバイスをしてくれるかも重要です。

たとえば、戸建てを売りたい場合は固定資産税を抑える目的で家屋付きのまま売りに出すことがありますが、築年数が古いなどの理由でなかなか売れないことも。

そんなときに、リフォームをする、更地にするなど、物件に合わせた的確なアドバイスができる会社を選びましょう。

その際、メリットだけでなく、デメリットもきちんと説明してくれるかどうかも判断の基準になります。

ポイント④ 実績が豊富

実績が豊富であることはもちろんですが、自分が売却したいタイプの物件の実績についても確認しましょう。

戸建てを売りたいのに、マンション売却実績が豊富な会社や賃貸大手の会社を選んでしまうと、売却に時間がかかる可能性も。

また、累計実績数ではなく、直近の実績数を確認するようにしましょう。
昔は戸建てが得意だったが、現在はマンション売却が中心ということもあります。

ポイント⑤ 囲い込みをしない

囲い込みとは、他の不動産会社から購入希望が出ていたとしても、それを断って自社内で買主を探す行為のこと。

不動産会社は、売買が成立したときのみ仲介手数料が得られます。
売却・購入のそれぞれで仲介手数料が発生するため、売主からだけでなく買主も自社で見つけたいのです。

そのため、本来は他の不動産会社から購入依頼が来ていても、それを断る囲い込みをすることがあります。
囲い込みをされてしまうと、売却までに時間がかかってしまう可能性が高くなります。

相場価格からあまり離れていないにも関わらず、長期間問い合わせがないような場合は、囲い込みを疑い、不動産会社を変更するなどの対応も必要になります。

ポイント⑥ 行政処分歴を確認する

不動産会社が過去に行政処分を受けていないかをチェックしましょう。
国土交通省ネガティブ情報等検索システムで社名で検索すると、行政処分の内容などを確認できます。

ただし、過去に処分を受けていても改善されているところも多くあります。
処分を受けているからとすぐに除外するのではなく、処分の内容や期日、その後の会社の取り組みなども確認しましょう。

ポイント⑦ 宅地建物取引業の免許と宅地建物取引士（宅建士）がいる

不動産の売買をするためには宅地建物取引業の免許が必要です。
無免許で営業をしている悪質な業者を避けるために、免許番号の確認をしましょう。

不動産会社のホームページや名刺などに「国道交通大臣免許（1）第〇〇〇〇〇号」のような免許番号の記載があります。

（）内の数字は免許の更新回数を表しており、更新頻度は5年。回数が多ければ多いほど営業歴が長いことがわかります。
ただし、支店を別の都道府県で出した場合などには更新は初めからになるので、確認が必要です。

また、宅地宅建取引士（宅建士）がいるかも必ず確認を。
宅地建物取引士とは不動産取引の専門家を示す資格のことで、不動産会社は必ず宅地宅建取引士を雇わなければいけません。

契約締結前の重要事項の説明や重要事項書面への記名などは、宅地宅建取引士しかできないことになっています。

宅地宅建取引士の氏名・免許番号は、店舗のわかりやすい位置に掲げることが義務化されていますよ。

ポイント⑧ 口コミが良い

良い営業マンがいるか、売却がスムーズだったかなど、実際に使ったことがある人の口コミは参考になります。
口コミが良い業者は購入希望者にとっても魅力的なので、売れやすくなる可能性が高いでしょう。

ネガティブな口コミが出てきた場合も、気をつけるべきポイントとして知っておくと安心です。

不動産会社選びで大手と中小はどちらを選べば良い？

不動産会社には、全国展開をしているような大手の不動産会社と、地元密着型の中小の不動産会社があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

大手の不動産会社のメリット・デメリット

大手不動産会社のメリットは、何と言っても広告力と宣伝力の高さです。
売却でも購入でも、まずはネットで検索するという方が多いのではないでしょうか。

そんなときにパッと目が行きやすいのは、やはり大手の不動産会社です。
人の目に触れる回数が多くなるので、売れる可能性が高くなるでしょう。

また、大手の場合は全国に支社があってネットワークがあるため、全国各地から購入希望者を見つけやすいという点もメリットです。

会社規模が大きいので、サービスやコンプライアンスが整っており、独自の売却保証サービスなども用意されているケースも。

デメリットとしては、大手ゆえに多数の物件を扱っている場合、売りにくい物件にはあまり力を入れてもらえない可能性があります。

また、大手の場合は全国転勤や新卒採用も多いため、担当によっては土地勘があまりない可能性もあります。

中小の不動産会社のメリット・デメリット

中小の不動産会社の強みは、地元に強いこと。
エリアの特徴や売れやすい傾向、独自の情報などをつかんでいるところも多いです。

特に、住宅街の中にあるような地元密着型の小さな不動産会社は、そのエリアに関しては非常に強いネットワークを持っていることがあります。
需要が高いエリアであれば、売却にもさほど時間がかからないでしょう。

また、従業員の入れ替わりも大手に比べると少ないので、エリアに精通している可能性が高いです。

デメリットは、広告力・宣伝力の低さです。
地元密着型の場合はエリア内でしっかり宣伝ができている可能性もありますが、「戸建て住宅は得意だがマンションは不得意」など、得意分野が限られてしまうことがあります。

大手の不動産会社と中小の不動産会社には、それぞれメリット・デメリットがあります。
ただ、実は不動産売却で会社の規模はそれほど影響はないといわれています。
重要なのは、売却したい物件に対してどんな販売活動を行なってくれるかです。

不動産売却では複数会社での査定がおすすめ

不動産会社にはエリアや物件の得意・不得意や、大手・中小などの違いがあり、一概に「良い」「悪い」を決めることはできません。
不動産会社の違いを比較しやすくするためにも、複数の会社で査定をしましょう。

一般的に、査定は無料です。
不動産会社の対応の違いや、相場、最高査定額、査定理由の違いやポイントなどがわかるため、納得して不動産会社選びができるようになりますよ。

不動産会社による買取という方法も

物件の売却では「仲介」と「買取」があります。
それぞれの特徴を紹介します。

不動産売却の仲介

不動産売却の仲介は、物件を売却したい人（売主）が、不動産会社という仲介を通して、物件を買いたい人（買主）に売却することです。

仲介業者は物件が売れると、仲介手数料を得ることができます。
市場価格でのやりとりになるため、次に紹介する「買取」よりも高く売ることができます。

ただし、売却までに時間がかかるのがデメリット。
一般的には、仲介業者に頼んでから売却までに2～3カ月かかるといわれていますが、タイミングが悪かったり、土地が活用しにくかったりすると、もっと時間がかかる可能性もあります。

仲介は、売却までに時間をかけてもOKという方や、少しでも高く売りたいという方におすすめです。

不動産売却の買取

不動産売却の買取とは、不動産会社に不動産を買い取ってもらう方法です。
買取時点で買主が見つかっていなくても、売主は売却ができるのがメリットです。
最短で数日、長くても1カ月あれば売却手続きが完了するところが多く、すぐに売却金を手に入れることができます。

また、契約不適合責任という、契約上で合意されていない欠陥が見つかったとき、売主が負うべき責任も免除されます。

仲介ではないため仲介手数料を払う必要はありませんが、買取価格は仲介で売却したときの6～8割程度になることが多いです。

買取は、売却に時間をかけたくない方や、相続の分割などですぐに現金が必要な方におすすめです。

不動産の売却については「不動産売却の流れとは？契約時の必要書類や注意点も解説」でも解説しておりますので、ぜひご覧ください。

不動産会社の選び方のコツを知って損しない売却をしよう！

不動産売却では不動産会社選びが重要です！
不動産会社選びのポイントは、エリアに精通しており的確な売却活動ができるかや、豊富な実績を持っているか、物件に合った的確なアドバイスができるかなどがあります。

悪質な業者を避けるために、行政処分歴や宅地建物取引業の免許を保持しているか、宅地宅建取引士がいるかどうかは必ずチェックしましょう。

不動産会社には大手と中小の会社がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
会社の規模にはあまりこだわらず、物件に合った的確な売却活動ができるかどうかを見極めるのが大切です。
査定の際は、大手・中小を混ぜた形で複数査定をされることをおすすめします。

 

不動産売却には、仲介だけでなく買取という方法もあります。
仲介のほうが高く売却できる可能性は高いですが、買取はすぐに現金化できるというメリットも。
こちらもそれぞれメリット・デメリットがありますので、売却活動をどのように進めたいかを基準に考えてみましょう。

売却活動に関するお悩みやお問い合わせは、ぜひ不動産会社にお気軽にご相談ください。
佐賀県の不動産売却は、「イエステーション佐賀店・久留米店」がサポートいたします！